介護の仕事をしていると
入浴介助の仕事が多くあると思いますが、
普段何気なくやっている行動が
実は
スタッフにとっても
利用者にとっても
危険な事って意外と多いんです。
私自身もやっていたことがある、
今回はそんなスタッフの行動について
理由も含めてご紹介していきます!
あなたはいくつ当てはまりますか?

1.裸足で介助する
裸足の方がわたしはやりやすい!
と思う人がいるとは思いますが
実は危険が。
理由は浴室の床は滑りやすく、
足元が利用者さんもスタッフも
悪い状態になります。
そんな所で裸足で利用者さんを
介助してしまうと
滑った時に踏ん張れず
そのまま一緒に転倒してしまう
可能性があるからです。
利用者さんも裸なので…
利用者とスタッフ自身両方に
危険が及ぶ可能性があります。。。
2.水分を取らない
バタバタしていると
水分取るの忘れがちになりますよね。
利用者もですが、
スタッフも脱水になると大変💦
水筒は近くに置いておき、
こまめに水分補給を心がけてください。
ちなみに
私のおすすめの水分補給は
「水+塩分タブレット」
もしくは
「ポカリスエットを30分に1回」
くらい飲みます。
3.入浴介助後休憩せずすぐ他の業務に入る
介護現場の1日は毎日がタイムトライアル!
お風呂介助が終わったら
あれもしてこれもして。。。。
と色々考えながら仕事している人も
多いかと思います。
しかし、
浴室の中というのはサウナと同じ状況
です。
サウナの中を何時間も動き回った後に
休憩せずに次の業務に入ってしまうと
集中力の低下や体調不良で
事故や怪我の元になることもあります。
実際、
夏のお風呂介助の後に
すぐ食事介助に入った
若い男性スタッフが
業務中に軽い熱中症で倒れるという
現場も見たことがあります。
休憩も業務のうちと割り切り、
5分でもいいので休憩を取って
次の業務に当たりましょう。
管理者はその時間を
管理するのも義務です。
4.脱衣場が濡れたまま利用者を誘導する
これも足が滑る原因なので
すぐに取り除いたほうが良いです!
利用者だけでなくスタッフも
大怪我をする可能性があります。
何人もお風呂介助する場合は
必ず床が濡れてないか確認して
誘導を行いましょう。
5.シャワーを足元からかけない
寒がりな利用者さんも多いので
早く体を温めてあげたいですよね。
「早くシャワーかけて!」
などと言われて
焦ることもあると思います。
でも待ってください!
高齢者は
特に「心臓に負担がかかりやすい」ので、
必ず
「足先からシャワーをかける」ように
しましょう。
これは心臓から一番遠いところから
かけることで心臓の負担が少なくて済みます。
また、今からの寒い時期だと
お湯と浴室の温度に差ができてしまい、
心臓の近くでいきなりお湯をかけると
血圧が一気に変動し
ヒートショックが起きる可能性もあります。
なので
必ず「足先3秒以上かけてから」
徐々に上にシャワーを
かけるようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回は
実は危険な入浴介助中のスタッフの行動
についてご紹介しました!
毎日激務の中、
ついついやってしまっていることも
あるかもしれません。
私自身も
未経験から10年以上
介護の世界で働いていて
経験してきた内容でもあります。
このような場面以外にも
利用者さんのためと
思って行っていた行動も
実は危険に繋がったりもします。
なぜ危険なのか理解した上で
仕事をすることで
事故防止にもつながります。
利用者さんの安全はもちろん
介護者自身も守るためにも
ご紹介した内容を参考に
安全に配慮した
入浴介助をやっていきましょう!
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