結論:
高齢者の入浴介助では、
お風呂内での介助や
衣類の着脱の仕方だけでなく、
ドライヤーの温風と冷風を使用した
髪の乾かし方を理解し、
高齢者に対する配慮と安全性を確保するために効果的な手順を
実践することが重要です。
高齢者を考慮した入浴介助での効果的な髪の乾かし方の手順
高齢者は若者に比べて
体温が下がりやすいので、
お風呂から上がった後、
高齢者の入浴介助で髪を乾かす際には、
効果的かつ安全な手順を実践することが肝要です。
以下はその手順です。
1. 体調に合わせた注意点
髪を乾かす時は、立ったままではなく、
高齢者に椅子や滑り止めマットを用意し、
移乗時に安全を確保して行いましょう。
ドライヤーを使用した介助中は、
高齢者の体調に敏感に注意しながら
行いましょう。
特に、温風や冷風の適切な温度を
選択する際には、
こまめに声掛けし、
高齢者の状態に合わせることが必要です。
また、地肌に直接風を当てると、
火傷や乾燥の原因になるので注意しましょう。
2. 温風と冷風を使った髪の乾かし方
温風と冷風の乾かし方は、
高齢者の体調や状態に大きな影響を与えます。
初めは温風を使用し、
根本から中間にかけて髪が乾いてきたら
冷風に切り替えると、
高齢者の負担を軽減し効果的に髪を乾かすことができます。

3. 髪を早く乾かすためのコツ
髪を乾かす前に大切なのがタオルドライです。
タオルを使って髪をはさんだり、
髪の根元は頭皮を
優しくマッサージするようにして
髪の水分をしっかりふき取っておくと
髪の乾きも早くなります。
髪を乾かす時は、ドライヤーは
髪から10cmほど離して
髪を持ち上げながら後ろ側から乾かすと
風の通り道ができ、
早く乾かすことができます。
髪を乾かす順番は
根本→中間→毛先の順に乾かすと良いです。
同じ場所に風が当たらないように
ドライヤーを持つ手を小刻みに揺らして乾かすようにすると
風がまんべんなく当たって早く乾きやすくなります。
4. 更に裏ワザもご紹介!
早く髪を乾かすだけでなく
髪を素敵に見せる方法もご紹介します。
ドライヤーである程度乾いたら
髪の毛を軽く引っ張りながら
ドライヤーを当てて乾かすと
髪がまっすぐに乾きやすく
クセがつきにくくなります。
更に右側に分け目がある人は
左から右に向かって、
左側に分け目がある人は
右から左に向かって
ドライヤーの風を当てて乾かすと
地肌が目立ちにくくなって、
髪のボリュームアップも狙えます。
入浴介助は時間との勝負!髪をいかに早く乾かせるかで高齢者の負担を減らせる!
入浴介助は、
在宅や施設で行われる場合があります。
その際には、場所や環境に応じて
適切な時間配分と管理が必要です。
お風呂から上がった高齢者が湯冷めする前に
着替えと髪を乾かす必要があります。
高齢者が風邪をひいたり
寒い思いをしないよう、
以上の手順を行いなるべく早く
髪を乾かせるようになりましょう。
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