こんにちは!
段々暖かくなり汗ばむ季節になってきましたね!
皆さん水分補給はしっかりしてますか?
この時期特に注意しなければならないのは高齢者の脱水症状です!
若い人に比べて高齢者はのどの渇きを感じにくくなるなど知らない間に体の中の水分が失われ、気づいたら脱水症状になって救急車に・・なんてことがよくあります。
今回は、高齢者の脱水症状についてお話ししたいと思います。
脱水症状について

まず初めに一般的な脱水症状についてもご紹介します。
高齢者だけでなく私たちも脱水になる可能性があります。
脱水症状とは、おしっこや汗をかくなど体の外に水分が排出され体内の水分が不足してしまい、体が正常に機能しなくなる状態のことをいいます。
脱水症状の症状は、以下のようなものがあります。
- 口の渇き
- 頭痛
- 便秘
- 尿量の減少
- 疲れやすさ
- めまいや立ちくらみ
- 気分の変化(イライラや不安感)
これらの症状は、軽度な脱水症状の場合に現れるものです。
重度の脱水症状では、以下のような症状も現れることがあります。
- 意識障害
- 極度の口渇
- 濃縮尿(オレンジ~赤色)または無尿(尿が出ない)
- 脈拍の異常(速い・遅い)
- けいれん
これらの症状が現れた場合は、直ちに医療機関を受診してください。
脱水になりやすい状況について

日常生活を送る中で脱水症状に陥りやすい状況は以下の通りです。
- 高温多湿の場所に長時間いる状況(サウナ・お風呂場)
- 梅雨~夏の熱い時期
- 体調不良により発熱・嘔吐・下痢が続いた時
- 利尿剤を飲んでいる人
- 体調不良でご飯を食べていなかった時
- 暖房などにより乾燥した空間に長時間いるとき
このように季節を問わずに脱水症状が起こりやすい状況があります。
予防方法
以上、脱水症状についての説明でした。
皆さんも、日常生活でこまめな水分補給を心がけて、健康な生活を送っていただければと思います。
高齢者の脱水症状について

高齢者の方々は、若い頃よりも体内の水分が少なくなっているため、脱水になりやすいとされています。
高齢者の場合、脱水は尿量の減少、口渇、体温の上昇、めまいや立ちくらみなどの症状が現れることがあります。
また、重度の脱水になると、意識障害や血圧低下、腎臓の機能低下などの症状が現れることがあります。
高齢者の脱水の原因としては、以下のようなものがあります。
・のどの渇きを感じにくく水分補給が不足している
・トイレを我慢するために水分を制限している
・下痢や嘔吐による水分の喪失
・薬の副作用によるおしっこの減少
予防方法

高齢者の脱水を防ぐためには以下のような対策があります。
・時間ごとに声掛けをし水分補給を積極的にしてもらう
・適度な運動を行う
散歩やストレッチ、ラジオ体操など
・暑い時期や運動の後はこまめに水分補給をする
あまり運動や汗をかかない時期でも1回200~300mlの水分を1日に7~9回飲むようにしましょう。(2ℓ目安)
・高齢者の方の場合、排尿や排便が不十分な場合があるため、こまめにトイレに行くように促す ・薬の副作用に注意し、医師の指示に従う
コーヒーや紅茶などカフェイン入りのものは逆に水分を外に出してしまう作用があるため、水分補給は水やカフェインの入ってないものにしましょう。
また、熱中症や運動時の水分補給には、水だけでなく、塩分や糖分も含まれたスポーツドリンクもおすすめです!
まとめ

若いころに比べて高齢者の方が脱水になると、症状の進行が早く重症化することがあります。
脱水になっている可能性がある場合は、早めに医師に相談し、適切な処置を受けるようにしましょう。
以上、高齢者の脱水症状についての説明でした。
皆さんも、日常生活でこまめな水分補給を心がけて、健康な生活を送っていただければと思います!
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