
皆さんの介護の仕事のイメージってどんなイメージでしょうか?
オムツを変えたり車椅子を押したり大変そう、、、。
介護の仕事やってみたいけど介護って全然想像つかない。
ここではそういった人のために介護の仕事についてざっくりとわかりやすくお話します。
介護の目的
介護は困っている人の手助けを行うことだけが目的ではありません。
介護には明確な目的があります。
介護の目的とは病気や怪我などで自分で生活を送ることが難しくなってしまった高齢者や障害者に対し手助けを行うことで自立した日常生活を送れるようにすることになります。
手助けといえど全部手伝うのは介護とは言えません。自立した生活とはどのようなことでしょうか。
例えば、若いころから日課の散歩が毎日の楽しみにしているAさんがいたとします。
しかし加齢により足が悪いため靴を履いたり歩くのは時間がかかり、歩く時も少しふらふらしたりします。
その時に危ないからと介護側の独断で散歩に行くことを止めたり歩きたい意思のあるAさんを車いすに乗せて外出するのは生活をしているAさんの歩いて散歩に行きたいという意思が反映されていません。
これは介護の目的を果たせているとはいえません。
本人に歩く意志があるのなら足の様子をみながら散歩のときは杖を使用してみたり、付き添いをつけるなどし、足の筋力を保持するためにデイサービスに通って運動をする環境を整えるなどすることがAさんの介護の目的に沿ったものといえます。
Aさんが足が不自由になっても毎日の楽しみである散歩が続けられることによって前向きな気持ちで生活できるようにすることが自立した生活といえます。
介護の仕事って?
介護の仕事は簡単に言うと介護の目的であるその人らしい自立した生活ができるように長期的にみて手助けをすること全般です。
具体的にはスプーンをもって食事を口にはこぶことができない人の食事を手伝ったり
洗髪や着替えが苦手な人のお風呂に入るのを手伝ったり、買い物に付き添ったりお話し相手になるのも介護の仕事です。
介護の仕事は直接的なものだけでなく精神面などのフォローも入っていきます。
介護の内容
自立した生活を送るためには具体的にどのような介護をするのでしょうか。
もう少し具体的に介護の仕事を紹介しましょう。
冒頭でもお話しした通り介護の仕事の中には直接的なケアだけでなく、精神面でのケアもあります。
①身体介護
利用者さんの身体に直接触れて行う介助のこと。
食事や入浴、排泄(トイレ)、着替えの援助、入浴の手伝いなど
②生活援助
身体に直接触れることのない生活を送る上での家事など本人対してのみ援助を行うことです。
買い物、調理、掃除、外出付き添いなど(家族にご飯を作る、ペットの世話などは対象外になります)の援助
③精神的援助
病気やけがなどによる本人やその家族の精神面的ケアをすることです。
精神的・身体的病気やけがによる今後の不安の解消やストレスのケアなど。
その他にも行政などで社会的支援などもあります。
これらを活用してもらうことによって介護の目的である本人が本人らしい生活が送れる手助けができます。
まとめ

介護とは、自分だけでは日常生活を送ることが困難な状況にある障害者や高齢者が本人の意思や価値観で自立した生活を送るために支援する長期的なサポートのことです。
その人らしい生活を送ってもらえるように本人とのコミュニケーションをとり、本人の意思を確認した上で直接的だけでなく精神面や社会面からもお手伝いするのが介護の仕事になります。
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